Origin
社名の由来
創業者・野口陽兒の先祖野口四郎左衛門は、天正時代、北条氏照の家臣として北方防備の任に就き、西多摩郡大久野の地（現在の東京都あきる野市付近）に赴任しました。
その際、国役番匠として城郭建築に従事し、出身地である落合村（現・東京都西多摩郡付近）にちなみ、「落合四郎左衛門」と名乗ったと伝えられています。
株式会社オチアイのルーツは、創業者である野口陽兒の先祖が、戦国時代末期に多摩の地で番匠（ばんしょう）、すなわち「お城の大工」として活躍した落合四郎左衛門にあります。
四郎左衛門は、北条氏に仕えて八王子城や小田原城の建設・営繕に携わり、その後、徳川家康が江戸に幕府を開いた際には、御殿の建設にも貢献しました。このように、四郎左衛門とその子孫たちは代々、多摩の地で卓越した技術を持つ匠として名を馳せていました。
昭和に入り、陽兒の父・勘一は、東京都の多摩で「落合産業」を創業。家業を受け継ぐため、合板メーカーで修行を重ねた陽兒は、その後九州に渡り、木材・建材業界で経験を積みます。
そして1985年、故郷多摩ではなく福岡県大川市で独立を果たしました。
創業にあたり、陽兒は「故郷の屋号である落合という名前を九州に残したい」、「父と先祖への敬意を形にしたい」という強い想いを込めて、社名を「有限会社オチアイ」としました。
社名に込められた、先祖代々受け継がれてきた匠の精神と、故郷・家族への深い敬意。私たちはその想いを胸に、これからもお客様に信頼される企業であり続けます。
